御嶽山のNHK取材班 死を覚悟した人も
9月27日 16時28分
別の番組の取材のため、御嶽山の8合目付近にいたNHKの取材班が噴火が起きたの映像を撮影していました。
映像は8合目付近から南西側の山頂付近を撮影したもので、27日午前11時50分ごろ、噴煙が山頂付近から広がり、上空に向かって上がる灰色の噴煙と、黒っぽい煙が山の斜面をはうように広がって流れ下る様子が分かります。
また、すぐ近くには登山者とみられる人たちが数十人いて、急いでその場を離れようとしています。
噴煙は激しく吹き上げ続け、僅か数分間で周辺が暗くなりました。
「死を覚悟した人も」
現場にいた大黒幹夫ディレクターは「カラカラという石が飛ぶような音がしたあと、硫黄のような匂いが立ちこめてきた。
噴煙はすぐに空いっぱいに広がって、その後、雷が鳴り始めた。
噴煙に覆われ、暗闇にいるような感じになった。取材班のスタッフの中には死を覚悟した人もいた」と話していました。