神 を 磨 く 

2月に入り、春が出番を待っている矢先、
東京では夜半からの雪が舞っている。

この雪には特別な意味がある。
暮れにジョセリーノの予言をご覧に
なった方はいないだろうか?

さて、今朝は「題名のない音楽会」を見た。
「千の風」がテーマだった。

朗々と歌う秋川さんの歌は、青空が似合う。

そして、不思議なことだが、
歌を聴くたびに、色んなことが頭をよぎる。

詩も美しい。

言葉選びが 絶妙である。

千の風。
このような言葉はどうして浮かんだのか?

更に次の歌詞。

秋には光になって 畑に降り注ぐ
冬はダイヤのように 燦めく雪になる 
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る


無償の愛。優しさを感じずにはいられない。
特に、鳥の部分が・・

きっと、それぞれの人が
大切な人の面影を見るのだろう。

番組の中で、秋川さんは次のように言っていた。

この曲のCDの売り上げの向こうには、
たくさんの大切な人との別れ、
悲しみを持った人がいる・・・と。

どんなに技巧を磨こうとしても
機械的な練習だけでは上達しない。
精神を磨くことが必要である。

久しぶりに、真の歌手に出会えた。
そして、歌の持つ力を感じた。

今一度、じっくりと詩を読んでみよう!!


私の お墓の前で泣かないでください

そこに私はいません 眠ってなんかいません

千の風に 千の風になって 
あの大きな空を 吹き渡っています

秋には光になって 畑に降り注ぐ
冬はダイヤのように 燦めく雪になる 
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんか いません

千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹き渡っています 

千の風に 千の風になって
あの大きな空を吹き渡っています

あの大きな空を  吹き渡っています


平成20年2月3日 雑感

日本書蒼院理事長   谷  蒼涯