17.8年前に、読売展や日展から身を引き、純粋に書に向き合い向上して行く仲間たちの為に、日本書蒼院を立ち上げ競書雑誌を発行してきました。また、発表の場の公募展として、環境書道展や埼玉書作家連盟展を立ち上げてきました。それらの事業も、お陰様で順調に発展しています。しかしながら、限られた人の中だけの切磋琢磨では、所詮井の中の蛙になってしまわないかと、ここ数年危惧しており、打開策を模索していました。色々な先生方から展覧会の情報などを頂き、書道界のしがらみや経済的負担の少ないであろう産経国際書展にたどり着きました。試しに私個人が単独で出品して、どういう評価を頂けるのか?団体、数の力で出品しないと箸にも棒にも引っかからないのか?だいぶ悩みましたが恥を忍んで落選覚悟で出品してみました。そして、昨日結果が手元に届きました。特選でした。どれくらいの賞であるか実際の所分かり兼ねますが、取り敢えずは、個人でも無視されることなく審査されたのかなぁと考えています。私自身としては産経国際書会の中で出世しようとかその為に門下の人に協力を無理強いする気は全くありません。ただ、都心の真ん中で大きな会場で一生懸命書いた皆さんの作品が飾られたら、蒼心会としても盛り上がるし何より楽しめるかなぁと考えています。もしかしたら、来年には蒼心会として出品できるかなぁ?今の産経国際書展には無い蒼心会の書風を示す事ができるかなぁと少しだけ期待して居る所です。